次週の主日礼拝

2023年03月19日(日)午前10:30~11:40
受難節第4主日礼拝
旧約聖書詩編100編1~5節
新約聖書使徒言行録2章37~47節
説教「専心する」石井和典牧師
≪聖書研究祈祷会≫
3月15日(水)午前10:30~11:30 午後7:00~8:00
聖書:創世記1章1~13節
祈祷題:「2022年度の歩みを感謝して」

<礼拝前の黙想のために>
信仰の歩みは常に戦いです。神の心をとるのか、それとも自分が神のようになるのか(自分が中心になるのか)。
常にその軸がずれ続けるのが人間です。肉の本性が現れてきて、目の前にある出来事に影響を受け、自分の心から出てくる感情や洞察が神の心よりも上回ってしまうのです。その結果、神の心という軸からずれて「自分がずれていることにさえ気づかない」という状態に至ります。
すると、本当に大事なことを踏みにじったとしても何の痛みも感じなくなります。サムエル記上を読んでいて恐ろしくなるのは、はじめは義しい人として歩んでいたサウル王が、自分の王位が危ういのではないかという恐怖心に押しつぶされ(主を中心とすることからずれて)、家臣の命を次々に押しつぶそうとしてしまうことです。
痛みを感じられなくなるのです。
人はこうも恐ろしい状態に至るのかという惨状を目の当たりにします。はじめのずれは小さなものかもしれませんが、主に視点を向けるところからずれると果てしなく逸れていきます。   (石井和典)